赤岳主稜 春本番

山頂から携帯で更新しましたが、本日は日帰りで赤岳主稜に行ってきました。
予報でも今日は春本番。朝から気持ちのいい天気でした。
DSCN0932.jpg

7時半ごろから歩き始め、主稜取り付きが10時30分ごろ。
すでに何パーティーかが取り付いていました。
友人ガイドの声も聞こえます。
しばらく黒部にいてあまり聞いていなかった声なので、なんだかうれしくなりました。
今回は登攀システムも含めて、講習的なものをご希望されていましたので、
前半は僕がいつものようにトップで登り、いろいろな支点構築の方法やビレイの方法を見ていただきました。
クライミングは快適で暑いくらい。
今日は本当に暖かい一日でした。
素手でクライミングができるくらいで、途中からアウターシェルを脱いだくらいです。
DSCN0941.jpg

身体もほぐれてきたところで、今度はトップで登っていただき、実際にやっていただきました。
基本的にはピナクル状の岩にスリングをかけ、それを支点として利用する方法がほとんどでしたが、
これこそがナチュラルプロテクション。
ボルトが散見される八ヶ岳でも、ボルトを無視して登るとまた新しい世界が広がるかもしれません。
最初はすこし戸惑いが見られましたが、最後は非常に素早く支点を構築し、ビレイをされていました。やはり繰り返し練習して、身体にしみこませることが大切ですね。
DSCN0947.jpg

山頂でも、のんびりと昼寝をしたいくらいの陽気でした。
今回はお客様の力量をしっかり把握できていましたので、このような登攀が可能でした。
ステップアップを考えている方には、プライベートガイドでも今回のような講習的な要素を多くして登っていただくことも可能です。プライベートガイドだからこそできる内容です。
興味がある方は、是非お問い合わせ下さい。
最後に、美濃戸に入る林道はかなり悪くなっています。
雪が深く、スタックしやすい状態です。
どんな車もチェーンをつけてください。
今日も一台スタックして、後から押して何とか復帰しました。4WDでしたが、チェーンはつけていませんでした。
四駆の車であっても、悪路の運転に不慣れな方は絶対無理をせず、美濃戸口の駐車場から歩くことも考えて下さい。


ページのトップへ